●一周忌
故人が亡くなってから一年後の命日が一周忌で、家族や親族のほか、故人と縁の深かった友人や知人を招いて法要を営みます。
一周忌までが「喪中(もちゅう)」で、この日をもって喪(も)が明けることになります。喪中に迎えた正月は、年賀状、年始挨拶、正月飾り、初詣などの正月行事は控えます。
●年忌法要
年忌法要は、回忌法要ともいい、一般に法事と呼ばれているものです。
亡くなった翌年が一周忌、その翌年が三回忌です。三回忌からは亡くなった年も含めて数え、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十五回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌と追善供養の法要が営まれます。
年忌法要はいつまで行うのか、とよく質問を受けます。
三回忌までは、家族や親族のほか故人と縁の深かった方々を招きますが、七回忌以降は次第に参列者が減っていくのが普通です。
年忌法要の回数は、地域の慣習や菩提寺の考えによって異なりますが、一般には三十三回忌か五十回忌をもって、最後の法要の「弔上げ(とむらいあげ)」とすることが多いです。
●祥月命日
「祥月命日(しょうつきめいにち)」とは、故人が亡くなった月日のことです。
たとえば、故人が3月15日に亡くなった場合、毎年3月15日が祥月命日です。
年忌法要に当らない年でも年に一度の命日ですから、できるだけ仏前にお祈りしたいものです。