彼岸は春分の日と秋分の日を「中日(ちゅうにち)」とし、前後の三日を合わせた七日間をいいます。彼岸の初日を「彼岸入り」といい、最終日を「彼岸明け」といいます。
彼岸という言葉は、古代インド語のパーラミター(波羅蜜多)が語源で、「彼の岸へ至る」という意味です。煩悩や迷いに満ちたこの世「此岸(しがん)」から、悟りの世界「彼岸」に渡るために教えを守り、行いを慎むというのが本来の意味です。