法要とは、仏になった故人を供養するという意味の仏教用語で、故人が亡くなったあとに行う追善供養です。故人を偲び、冥福を祈るために、家族や親族の他、故人と親しかった人などを招いて行います。
法要は、故人が設けてくれた人と人とのご縁、「この人がいたから自分がいる」というつながりを再確認し、故人への感謝の思いを新たに、自分自身を見つめ直す場でもあります。
仏教では、法要を行う日が決まっています。
死後七日ごとに四十九日まで行う「忌日法要(きびほうよう)」と、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌などの「年忌法要(ねんきほうよう)」です。
昨今では、初七日以降の七日法要は省略され、三十三回忌を「弔上げ」として最後とすることが多いようです。
法要は命日の当日に行うのが理想ですが、実際には参列者の都合もあり、週末に行うことが多いようです。気をもたせないためにも、命日より早めの日に行うのが良いでしょう。